「最近、鏡を見るたびに前歯の並びが変わってきた気がする…」
そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、年齢を重ねてから前歯の歯並びが少しずつ乱れてくることは珍しいことではありません。
主な原因としては、
①歯周病 ②加齢による変化 ③噛み合わせの変化 ④お口の癖などが考えられます。
原因
① 歯周病(最も多い原因)
歯周病になると、歯を支えている骨(歯槽骨)が少しずつ溶け、歯がぐらつきやすくなります。特に前歯は影響を受けやすく、前後や左右に動いて歯並びが変化することがあります。
こんな症状はありませんか?
・歯ぐきが腫れる
・歯みがきで血が出る
・口臭が気になる
・歯がしみる
・前歯が少し前に出てきた
・前歯のすき間が広がってきた
年齢とともに急に前歯がガタついてきた場合は、歯周病が原因になっていることも少なくありません。
② 加齢による噛み合わせの変化
長年の噛み癖や歯ぎしり、奥歯のすり減りによって噛み合わせが少しずつ変化し、前歯に負担が集中することで歯並びが乱れることがあります。
③ 歯の喪失や詰め物・被せ物の変化
奥歯を失ったままになっていたり、古い詰め物や被せ物が合わなくなったりすると、噛み合わせのバランスが崩れ、前歯が押されて歯並びが変化することがあります。
④ 舌や唇の癖
舌で前歯を押す癖や片側ばかりで噛む癖などが長年続くと、少しずつ歯が動き、歯並びに影響することがあります。
治療方法
治療方法は、歯並びが乱れた原因と現在のお口の状態によって異なります。
① 歯周病の治療(最優先)
歯周病がある場合は、まず歯周病の治療を行います。
・歯石除去(クリーニング)
・歯周病治療
・噛み合わせの調整
・必要に応じて歯周外科治療
歯周病を改善せずに矯正を始めると、治療後に再び歯が動いてしまうことがあるため、まずは歯ぐきの健康を整えることが大切です。
② 大人の矯正治療
前歯だけの軽いガタつきであれば、部分矯正で改善できる場合があります。
矯正方法には、
・マウスピース矯正(インビザラインなど)
・ワイヤー矯正
があります。
軽度の症例では、治療期間が約3〜12か月となることもあります。
※歯周病がある方は、歯ぐきの状態をしっかり管理しながら治療を進めます。
③ 補綴治療(被せ物による治療)
歯のぐらつきが大きい場合や、歯の形・色も同時に改善したい場合には、セラミックなどの被せ物で整える方法があります。
※歯を残せるかどうかは、お口の状態を詳しく検査したうえで判断します。
④ 抜歯後の治療
歯周病が進行し、歯を残すことが難しい場合は、
・矯正治療
・ブリッジ
・インプラント
などの治療を組み合わせて行うことがあります。
まずは原因を知ることが大切です
前歯の歯並びが気になり始めたら、まずは歯科医院で
・歯周病の進行度
・歯を支える骨の状態
・噛み合わせ
を確認しましょう。
レントゲン検査や歯周ポケット検査を行うことで、原因を詳しく調べることができます。
前歯のガタつきは、歯周病のサインであることも少なくありません。
「年齢のせいだから…」とあきらめず、気になった時が受診のタイミングです。
当院では、前歯の部分矯正を含むマウスピース矯正(インビザライン)の無料カウンセリングを行っています。
「自分も治療できるのかな?」と気になっている方は、ぜひお気軽にご相談ください。
歯科衛生士 O
