マウスピース矯正は、透明な取り外し式の装置(アライナー)を使って歯を動かす矯正方法です。その中でも部分矯正は、前歯など「気になる一部分だけ」を整える治療を指します。全体矯正と比べて、動かす歯の本数が少なく、治療範囲も限定的です。
なぜ「通院回数が少ない」と言われるの?
理由は主に次の4つです。
① 治療計画を最初にまとめて作るから
マウスピース矯正では、最初に歯型やスキャンを取り、治療完了までのマウスピースをまとめて作製します。ワイヤー矯正のように、毎回細かく調整する必要が少ないため、通院頻度が下がります。
② 自分でマウスピースを交換するから
通常、2週間ごとに自宅で次のマウスピースへ交換します。歯科医院で毎回交換してもらう必要がないため、「通院しなくても治療が進む」という特徴があります。
③ 部分矯正は治療期間が短い
部分矯正は、半年程度で終わるケースが多く、全体矯正(1~2年)よりも通院の総回数が少なくなります。
④ トラブルが起きにくい
ワイヤー矯正に比べて、装置が外れたり、口の中を傷つけたりするトラブルが少ないため、急な通院が必要になることが少ないです。
ただし「誰でも通院が少ない」わけではない
注意点もあります。
・歯並びの状態によっては不向き
噛み合わせに問題がある場合や、歯を大きく動かす必要がある場合は、部分矯正では対応できず、通院回数も増えます。
・自己管理ができないと通院が増える
マウスピースは1日22時間以上の装着が必要です。装着時間が足りないと、計画通りに歯が動かず、追加通院やマウスピースの作り直しが必要になることもあります。
・定期チェックは完全にゼロではない
「通わなくていい矯正」ではありません。歯の動きや歯茎の状態を確認するため、定期的な診察は必須です。
まとめ
マウスピース矯正(部分矯正)は
•治療範囲が限られている
•マウスピースを自分で交換できる
•治療期間が短い
といった理由から、通院回数が少なくなりやすい矯正方法です。ただし、歯並びの状態や本人の装着管理によっては、必ずしも少なくならない場合もあります。
「通院回数を減らしたい」「前歯だけ整えたい」という人には向いていますが、必ず歯科医師の診断を受けて、自分に合った治療かどうか確認することが大切です。
歯科衛生士M