マウスピース矯正(部分矯正)が適してる症例|スマイルデンタルクリニック|愛知県豊橋市の歯医者

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マウスピース矯正(部分矯正)が適してる症例

マウスピース矯正による部分矯正は、歯列全体ではなく、主に前歯部など限られた範囲のみを整えたい患者に適した治療法です。透明で目立ちにくいアライナーを用いるため、審美的な配慮が必要な職業の方や、できるだけ自然な見た目で治療を進めたい方から高い支持があります。しかし、どのような症例でも適用できるわけではなく、歯の移動量や噛み合わせの状態によって向き・不向きが明確に分かれます。以下に、マウスピースによる部分矯正が特に適している症例を詳しく説明します。

 

 軽度の叢生(歯の重なり・ガタつき)

 

前歯が少しだけねじれている、1〜2本だけ重なっている、歯列の軽い凹凸が気になるといったケースは、部分矯正が最も効果を発揮しやすい症例です。歯の移動量が比較的少なく、奥歯の噛み合わせに影響を及ぼさない範囲で治療計画が立てやすいため、マウスピースだけでも理想の仕上がりが期待できます。軽度叢生は「気になるけれど全体矯正までは必要ない」と感じている患者が多く、満足度の高い治療結果を得やすいのも特徴です。

 

 軽度の空隙歯列(すきっ歯)

 

前歯の間に隙間がある、もしくは歯と歯の間が均一に数ミリ開いている程度の軽度空隙も、マウスピース部分矯正の良い適応です。アライナーでは「歯を引き寄せる」動きが得意で、回転や大きな移動を必要としないため、比較的短期間での治療も可能です。上顎前歯部の審美性に関わる悩みが大きく、部分矯正のニーズが特に高い範囲でもあります。

 

 前歯の軽度の傾斜や位置ズレ

 

噛み合わせには大きな影響がないものの、前歯の角度が少し内側・外側に傾いている、上下の中心線がわずかにずれているといったケースもマウスピース部分矯正の対象になります。このような“見た目の違和感”はわずかな調整で大きく改善するため、治療期間も比較的短く済み、患者の満足度が高い分野です。

 

 矯正後の後戻り症例

 

過去に矯正治療を受けたものの、リテーナーの使用不足などで前歯が軽く動いてしまった「後戻り」症例は、マウスピース部分矯正が最も適している領域と言えます。すでに骨格・奥歯の位置関係が整っていることが多いため、移動量が小さく、数か月〜半年程度での改善が期待できます。再矯正への心理的負担が少ないのもポイントです。

 

 歯列全体に問題がないが前歯だけ整えたいケース

 

奥歯の噛み合わせが安定しており、歯列全体の大きな矯正を必要としない場合は、前歯だけの部分マウスピース矯正が理想的です。前歯の見た目の改善が目的であれば、必要以上に大掛かりな治療を避け、費用・期間・生活負担を軽減しながら満足度の高い結果を得られます。

 

まとめ

 

マウスピース矯正(部分矯正)が向いているのは、

  •  軽度のガタつき(叢生)
  •  軽度のすきっ歯(空隙歯列)
  •  前歯の軽い傾斜や位置ズレ
  •  過去の矯正治療の後戻り
  •  奥歯の噛み合わせが安定している症例

 

といった、 「前歯の審美的な改善が目的で、噛み合わせに大きな問題がないケース」が中心です。

もし、ご自身の歯並びで部分矯正が可能かどうかを知りたいとのことであれば一度歯並びの相談に行かれてはいかがでしょうか。


歯科衛生士M