マウスピース部分矯正後に装着する後戻り防止用マウスピースがあることはご存知ですか?
矯正治療で動かした歯が元の位置に戻らないように固定するための装置のことです。一般的に 「リテーナー(保定装置)」 と呼ばれます。
特徴
・形状:矯正中に使っていたマウスピースに似ていますが、歯を動かす力はなく、今の位置をキープするだけ。
・装着期間:矯正直後は歯が不安定なため、少なくとも最初の2年間は10時間以上装着が必要です。そこから先は、できるだけ長期に装着していただくことをおすすめします。
・種類:
・透明マウスピース型(見た目が自然で人気)
ではなぜリテーナーが必要なのでしょうか?
歯は矯正で動かしても、歯ぐきや骨、歯を支える組織が安定するまでに時間がかかります。保定を怠ると、「後戻り」して矯正前の状態に近づいてしまうことがあります。そのため矯正治療の一部として、保定期間はとても重要です。
では実際の装着が必要な期間についてもう少し詳しく説明いたします。
① 初期(〜2年)
・10時間以上装着
・歯の位置がまだ安定しておらず、後戻りのリスクが高い時期
・特に前歯の部分矯正は動いた距離が短くても後戻りしやすいので重要
② 長期
・長期に渡り装着を継続
・医師によっては「できれば一生使ったほうが安心」と説明することもあります
・後戻りしやすい体質や、歯周病・加齢による歯の動きを考えると、長期使用は理にかなっています
装着期間の目安まとめ
・矯正直後〜2年目 → 10時間以上
・それ以降 → できれば継続(特に前歯矯正の場合)
💡 ポイント
・後戻り防止は「どのくらい真面目にリテーナーを使うか」で結果が変わります。
・歯並びを保ちたいなら「最低でも一生使う」という意識がおすすめです。
矯正後にもまだ着けるの?と思われる方もいらっしゃるかと思いますが、せっかく頑張って矯正して手に入れた綺麗な歯並び、継続させたいですよね!
当院ではマウスピース部分矯正後にリテーナーで通われてる方も多くいらっしゃいます。
一緒に頑張りましょう!🙌🏻
受付スタッフ.I