「部分矯正」という言葉をご存じでしょうか?
歯並び全体を治す全体矯正に比べて、気になる部分だけを整える矯正方法のことです。
費用や期間を抑えて、短期間で前歯などを改善できるため、近年とても人気が高まっています。
ただ、部分矯正が求められる理由は年代によって少しずつ異なります。
今回は、10代後半〜50代以上まで、年代別に具体例を交えて「部分矯正のニーズ」をご紹介します。
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🧒 20代前半:就活やイベントに向けた「見た目重視」
若い世代では「人前に出る機会」に合わせて部分矯正を希望されるケースが多いです。
具体例
- 「就活の履歴書に写真を貼るんですが、前歯のねじれが気になって…」
- 「成人式の前撮りまでに少しでもきれいにしたい」
この年代では、全体のかみ合わせをしっかり治すことよりも、写真や第一印象で見える部分だけを整えたいというニーズが強いです。
部分矯正なら治療期間も数か月〜1年程度と短めで、イベントまでに間に合う可能性が高いのも魅力です。
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👩💼 30代:過去の矯正の「後戻り」への対応
30代になると「昔矯正したけど、また歯並びが少しずれてきた」という相談が増えてきます。
結婚・出産・子育て・仕事などで忙しく、保定装置(リテーナー)をつけるのが難しかったという声もよく聞かれます。
具体例
- 「10代でワイヤー矯正をしたのに、出産後に前歯が戻ってしまった」
- 「全体をもう一度やり直すのは大変なので、前歯だけ部分矯正で治したい」
この世代は「再矯正」需要が大きな特徴。
全体をやり直すよりも、気になるところだけ効率よく直せる部分矯正が選ばれやすいのです。
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👩👩👧 40代:短期間・効率を重視
40代では「子育てや仕事に追われて自分のことに時間をかけられない」という理由で、部分矯正を希望される方が目立ちます。
矯正に数年単位で通うのは難しいけれど、「半年〜1年くらいなら頑張れる」という声が多いです。
具体例
- 「子どもの習い事や仕事で忙しいけど、写真に写るときに歯並びが気になる」
- 「人と話す仕事だから、最低限前歯だけでも整えたい」
この世代は「家族や仕事の中での立場」も大きな要素。
限られた時間と予算の中で、見た目を改善して自信を持ちたいというニーズが強くなります。
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👩🦳 50代以降:機能面・治療前の準備として
50代以降になると、見た目よりも機能面や他の治療に備えるために部分矯正を選ばれるケースが多いです。
具体例
- 「奥歯をインプラントにしたいけど、隣の歯が傾いていてスペースがないと言われた」
- 「ブリッジや被せ物を入れるために、部分矯正で歯並びを整えたい」
この世代では「歯の健康寿命を延ばす」という目的が大きなポイント。
全体矯正は年齢的にもハードルが高いですが、必要な部分だけ動かす部分矯正なら現実的と感じる方が多いのです。
部分矯正は、年代ごとに求められる理由が違います。
- 20代… 就活・成人式・結婚式など、イベント前の見た目改善
- 30代… 過去の矯正の後戻りを効率よくリカバリー
- 40代… 忙しい生活の中で、短期間・低コストでできる改善
- 50代以降… インプラントや被せ物のための準備、噛み合わせの安定
部分矯正は「見た目の美しさ」だけでなく、生活やライフステージに合わせて選べる治療なのです。もし「前歯だけ気になる」「全体矯正はハードルが高い」と思っている方は、お気軽に当院で部分矯正について相談してみてください!自分に合った選択肢が見つかるかもしれません🌱
スタッフ.N
