私たちの口の中で常に分泌されている唾液。実は唾液には様々な働きがあり、私たちの身体にはなくてはならないものです。
唾液とは唾液腺という器官でつくられており口の中に分泌され、その分泌量は健康な成人で1日に1〜1.5Lと言われています。分泌量は時間によって多い時と少ない時があります。食事の時や会話してる時は多く、睡眠時や緊張してる時などは少ないです。今回は唾液がもつ様々な効果についてお話をしていきます。
唾液の分泌が多いと
- 細菌が出す酸を中和する(緩衝作用)
- 口の中の食べ物を洗い流す(自浄作用)
- 歯の質を強くする(再石灰化作用)
- 細菌の働きを抑制する(殺菌作用)
- 食べ物の消化を助ける(消化作用)
- 食べ物を飲み込みやすくする
- 味を感じやすくする などがあります。
唾液の分泌が少ないと
- 虫歯・歯周病が悪化しやすい
- 口内炎・口角炎になりやすい
- 口臭が発生しやすい
- ものが飲み込みにくく、誤嚥性肺炎を起こしやすい
- 会話がしずらい などがあります。
当院では唾液検査を受けることができます。この検査では唾液をとることで虫歯、歯周病になりやすいのか口臭の原因となるアンモニアの数を調べることができます。
もし、興味があるようであれば一度受けられてはいかがでしょうか。
歯科衛生士M